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表現活動休止のご連絡 [ごあいさつ]

2017年から「朗読する影」として活動して参りました。
コロナ禍の前という時期だったこともあり、
活動当初は社会や人の心の影に息をひそめる欲望やタブーに視線を向け
既存の小説や詩、ニュース記事やwebページの断片をコラージュする手法で作品をつくっていました。
その後、コロナ禍に入ってからは世の中の表と裏が反転してしまったような感覚を覚え、
日常的な物語を設定し、身振りやしぐさと朗読を融合したパフォーマンスとして作品をつくりました。
私自身、作品づくりは自分と社会を見つめ、何が起きているのかや、何に光を当てて取り出すかを考える、とても刺激的でやりがいのある営みでした。

ただ、残念ですが、私自身に健康問題が生じてしまったため
作品づくりに力を費やすことが難しくなりました。
ささやかなものであっても、やはり舞台作品として発表するには稽古も必要ですし
中途半端なままで終わってしまうのはよくないと考えました。

2022年の『トーチカ!』への出演もキャンセルし、スタッフに徹することに致しました。

またどこかで作品を発表できる機会ができることを楽しみにしつつ
いったん、表現活動を休止しようと思います。
(過去の作品の残りについてはUPしていこうと思います)

粗削りな作品ばかりでしたが、
上演後にいただくお客様からのあたたかなお声に何度も力を頂いて参りました。
改めてお礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
 
 2022年10月16日      朗読する影:螢華

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幻想夜話:13 [過去の創作ノートから]

ふと偶然出会った映画に、思いがけないほどの強いショックを受ける・・・
そんな出来事はきっと誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

岩井俊二監督が気になって、偶然手に取ったレンタルDVDがCHARAと浅野忠信が出演する『PiCNiC』(1994)でした。シュールな映像もあって、みる人によっては拒否反応が出るかも知れない、そんなインパクトのある作品だと思います。

私は最後にCHARA演じるココが「あたしが死ねば、この世は終わるのよ。」と言って死んでしまうシーンが特に印象に残りました。超主観的な言葉ですが、ある意味正しいなと。

そんな出会いから書いたのが、この作品です。


■参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/PiCNiC

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幻想夜話:14 [過去の創作ノートから]

過去のテキストを振り返ると、そっと過去の自分を抱きしめてあげたくなる衝動に駆られます(笑)。
幻想夜話のシリーズを書いていた頃の私は、月夜のような時間に生きている。
テキストから感じるのは蒼白い世界に、ほんの少し漂う淡いイエロー。

今では、こんな世界を描くことは出来ませんが
人はこんな風に人生の時間を積み重ねながら、色取りを変えていくのでしょうか。
・・・ん?まるでピカソの“青の時代”みたい。
もちろん、彼と比べるまでもないのですが(笑)。

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幻想夜話:15 [過去の創作ノートから]

この物語を書いたのは2007年の冬。まだいろいろ青臭い(笑)感受性が活発で、たくさん悩んだり迷ったりしていた頃のようです。読み返すと恥ずかしくもありますが、こんな痛々しい道を歩きながらみんな大人になっていくのかも知れません。・・・でも、何の苦痛も感じなくなるのが大人だなどと勘違いするのは怖いことですね。


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トーチカ!2021 ご報告 [ご報告]

久しぶりの投稿です。
昨年11月に参加させて頂いた『トーチカ!2021』の写真をご紹介させて頂きます。
(いつもこの企画でお世話になっているデザイナーの滝澤さんに提供頂いた写真)

舞台の企画に取り組んでいくうちに、ミイラ取りがミイラに?なりました(笑)。
ささやかながら始めたパフォーマンスも4年目となった2021年。
スタート時の力みがだんだんなくなって、
怖い(苦笑)表現への執着が薄くなっています。
演技ではなく、ある事象を切り取って、
淡々とデータと並列させながら笑いに還元してしまうことが最近の関心事。
コロナ禍の影響もあるのか、
あまりにダークな表現で完結させることが嫌なのかも知れませんね。

さて、文字で書いてしまうと堅苦しい印象ですが
現場で表現してしまえば、
いい大人が何だかバカバカしいようなことをしている、って感じですね(笑)。
でも、それがいいなって思います。

ガンズ・アンド・ローゼスの「Welcome To The Jungle」に
ラジオ体操第2を振りつけたり、
牛の縫いぐるみにまたがったり、
大きなトランクを担いだり、
そんな違和感アリアリのパフォーマンスと
内閣府が発表したコロナ禍の女性に関するデータを
淡々と読み上げるという朗読の組み合わせ。
自分の中に浮かび上がったイメージと現実世界の事象と
自在に組み合わせた作品になりました。

・・・文字だとぜんぜん、わけわからないですよね(笑)。
ぜひ、良かったら次の現場に目撃?しに来て下さい。
きっと2022年も、ヴィオパークで作品を発表すると思いますので☆


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幻想夜話:16 [過去の創作ノートから]

ステキな絵葉書を見ると、つい衝動買いしてしまうというクセが抜けません(笑)。この作品は、ある美術館で見かけて衝動買いした絵葉書からインスピレーションを得て書いたものだったと記憶しています。こういう作業って、今はなかなかやらなくなりましたが、楽しいですよね。また、トライしてみたいな。

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幻想夜話/17 [過去の創作ノートから]

最近は庭でトカゲをよく見かけたり、
野山を散策したり近所に出かけてもトカゲをよく見かけます。
以前は苦手意識もありましたが、
なぜか最近はトカゲを見ると笑顔で話しかけてしまいます(笑)。

過去の創作ノートを忘れた頃にひも解くと、
恥ずかしいくらいの傷や痛みに向けて、
自然と笑顔で話しかけてしまいます。
「・・・もう、痛くないね。大丈夫だ。」

苦手なものも、痛みや苦痛も、
ときと共に笑顔に収れんされていくなら、
生きていくことも悪くはないですね。


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トーチカ!2021に参加します。 [information]

大変ご無沙汰しております、螢華です。

人と直接話す機会が減り、近くに身を寄せることも憚られ
旅に出ることにも罪悪感を覚えてしまう・・・
そんな日々がもう2年にもなりました。

パフォーミングアーツって、
映像よりもダイレクトにみた(立ち会った)ほうが伝わると思うのに
それが感染拡大の可能性を孕み、避けなければならない時もあったりするなんて
すごく複雑な気持ちにもなる。

でも、表現することの価値は変わらないし
その表現にふれたいという欲求も消すことは出来ない。

安全という状態をどこまで用意すればいいのか答えは出ないままですが
今年も仲間と『トーチカ!』を開催することにしました。
やるべきじゃないという意見も頂いたのですが、
昨年一緒にイベントをつくっていった方々からの熱いリクエストや
ファンでいて下さるみなさまからのお声をきいて
開催しようと決めました。
賛否ある中ではありますが、主催・参加しようと思います。

すごく迷っていたこともあって、
自分の作品は構想をぼんやりと描き始めたばかりの状態。
11月上演までに作品を発表出来るマインドに持っていけるか
ちょっと焦りもありますが、少しずつ気持ちをつくっていこうと思います。

どうしても、社会的な要素を盛り込んだ内容になりそうです。
このコロナ禍でなぜパフォーマンスという形で表現するのか、
自分なりの考えがないと、やはりそこには立てないなと思うんですよね。。。

また、少しづつこちらでも作品への想いなど綴っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします☆

 2021年9月 螢華

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幻想夜話18 [過去の創作ノートから]

昔話を聞くのが大好きでした。「むかし昔、あるところに・・・」からはじまる物語。子供のころは特に不思議に思いもせず、本を読んだりTVのアニメを見たりして楽しんでいました。

でも、ふと大人になってそれらの背景やディテールの奇妙さが不思議になったり怖くなったり・・・。

私は以前から過去と現在がごちゃ混ぜになるような状況を想像するのが好きだったようですね(笑)。


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幻想夜話:19 [過去の創作ノートから]

久しぶりに、過去の創作ノートから作品をご紹介しようと思って。
世間では『鬼滅の刃』が大人気ですが
偶然、今回は「鬼」が登場しています。
・・・自分ながら、さてはて、どうしてこんな作品書いたんでしょうね(笑)。
でも自分に謎を深めるって、ちょっと楽しいです。


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