SSブログ

いろんな雨月物語、上田秋成研究とか。 [作品考察]

上田秋成の『雨月物語』から朗読作品をつくろうと考えたけど、
あまり古典など気にしてこなかった私。
偶然手にした朗読CDでこの物語を聴いたのが最初の出会いだから
文字より先に“音”でふれたことになる。
でも、いざ自分で読むとなると文字としての出会い直しは避けきれず。

ふらりと出向いた街の本屋さん。
雑誌やビジネス書やコミックに押されて、
文学書はごく限定されたものが並んでいる程度。
目を凝らして書棚を探し、
ようやくビギナー向けの1冊を見つける(角川ソフィア文庫/ビギナーズ・クラッシックス日本の古典)。
原文の一部が現代語訳とともに書かれていて、
古典のリズムを横目に大筋の内容が理解できる。

でも、ページを開いて読みだすと少し物足りない。
とはいえ、古典の原文を読むのは難しい…。
うーん。

ネット検索すると、同じ作品でも訳者によってニュアンスが微妙に違っているということに気づいた。果ては、岩井志麻子さんの女性目線で描かれた独自な雨月物語まであるし、上田秋成についての研究所もいろいろある様子。なるほど、まずはリサーチかな、と思う。

今はいろんな出版社のタイプの異なる訳者の雨月物語を集めて、ニュアンスを探ってる。
自分の読みたい雰囲気に合う言葉を使っているか、
読みやすさはどうか、
まじめすぎないか、
etc。

6月いっぱいくらいで作品原稿を書き上げて
そこからはひたすら稽古かな。


夜更けて、静けさが部屋を支配する。
二日月は深い闇に包まれるから
余計に眠れないよ。




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。