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幻想夜話:24 [過去の創作ノートから]

今回は、なかなか強敵(笑)。
どんなことを考えていて、この物語を書いたんだろう。

自分が書いたものの中に底通するのは何だろう。
光の射さない道をゆけばわかるかな。

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演歌について [作品考察]

今年の『トーチカ!』で発表する作品をつくりはじめています。

テーマみたいなのは、すでに夏ごろから心に浮かんでいるのですが
・・・えっと、なんというか、“演歌”にしようかと(笑)。

みなさんにとって“演歌”って、どんなイメージなんだろう。
私の子供のころのイメージは最悪とも思えるものだった気がします。
どうしてそんなに耐え忍んでいるんだろう、とか
不幸ならやめときゃいいのに、とか
演歌的世界を全否定するような心持で
テレビの演歌特集などを疎ましくみていました(苦笑)。
さほどポジティブな子供でもなかったけど、
演歌の中にみられる“忍”の世界がキライでした。

今年に入ってなぜ突然“演歌”に興味が湧いたのか、
本人にもあまりわからないのですが
これまで朗読する影としての活動で取ってきた
“影を光の元へ連れ出す”というスタンスが
ちょっと変化したんだな、と理解しています。

コロナ禍で家から出られない生活を送ってみて、
否応なしにこれまでとは異なる断絶感や孤独感に想いを馳せました。
そんなとき、ふと音楽配信サービスのランダム再生で聞こえてきた演歌の曲が
気持ちに刺さりました。

さみしい、でも耐えなきゃね・・・
会いたい、こんなに愛してるのに・・・
あああ、私って不幸なのね・・・

要約するとこんな感じ(笑)。

と、同時に思い出したのがフランシス・プーランク作曲の
全一幕のオペラ『人間の声』という作品。
これは、モノオペラとも呼ばれるソプラノ歌手がたったひとりしか登場しない作品で、
電話越しに愛する男の心を失っていく自分に絶望。
ラストでは電話コードを首に巻いて狂気のうちに死んでいくという作品
(ジャン・コクトーの同名の戯曲が原作)。

モノオペラと演歌・・・なぜか少し似ている気がして、
だけど圧倒的に違うのは演歌にはなんだか逞しさがあるということでした。
悲惨な感じなのに、不幸だってずっと言ってるのに(笑)、
それで死なずに生きてるよ、みたいなところ。
芸術性と大衆性という違いなんだと言ってしまえばそれまでだけど。


リモートワークで家にいて、
街も閑散としたり奇妙なビニールカーテンや透明パーティションに隔てられたり、
だけどそれは自分だけが耐えてる状況でもない。
さみしいとか、不安だとか、もういやだ、会いたい、出たい、話したい・・・
そんなことを叫びたくなる日々で、
いやいや、もしかしたら演歌的な世界観で突き抜ければ、
私の感じてる孤独とか人恋しさとか、罪なく表現できるかも知れない・・・
そんなことを考えました。
モノオペラ的に自分だけの闇の淵へと転がり落ちるのではなく、
堂々とさみしさを口にしながら罪深くはない孤独の叫びを舞台にのせる。

きっと、なんのこっちゃって思いますよね(笑)?!
でも、これはみて頂いた方がきっとわかりやすい。
『ああ、そういうことね』って笑ってもらえる。

今年の影は、
パーソナルな孤独と恋慕を鎮めるお焚き上げに演歌の香りをまとわせつつ・・・。

こんな状況で開催当日まで何が起こるかは予測不可能だけど、
また新しい朗読する影をお見せできると思います。

どうぞ、お楽しみに!

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幻想夜話:25 [過去の創作ノートから]

ある作品にふれて、ふとインスピレーションを得る・・・
そんなことって、ありますよね。

今回ご紹介するのは、そんなパターンのようです。
へー、こんな感性してたんだ・・・やっぱり壊れてたっぽいね(笑)。

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幻想夜話:26 [過去の創作ノートから]

今日は朝からパソコンのブックマークの整理をしていました。
そうしたら、過去に書いていた創作ノートが見つかりました。

気恥ずかしさもありますが(笑)、
せっかくなのでこちらでご紹介していこうと思います。
過去の創作ノートを遡っていくので
最終アイデアから最初のアイデアへと戻っていくような形で
ご紹介していきます。

今となっては、もうこういった文章は書かなくなりましたが
マインドとしては残っているかな、なんて思います。

お楽しみいただければ幸いです☆

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タグ:幻想;小説
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いかがお過ごしでしょうか? [雑記]

“表現”するという原動力は、人それぞれ異なるんでしょう。
私のケースは、誰かのため、ミッションのためにと力を使い続けたあとに
ふとやって来たようです。

女性性、感情的な言葉、根拠なき妄想・・・
そんなものを封じることで誰かやミッションに力を尽くしてきてました。
もちろん、それが間違いだとは思わないし
私には必要なことだったと思っています。

その状態からふと抜け出したとき
自分の中に伏せてきたものを扱おうと思い、作品のテーマとして取り扱ってきました。
・・・とはいえ、まだたったの3年ほどの創作活動なのですが(苦笑)。

2020年になって、世の中は変わりました。
変わらない部分もあるけど、やはり変わったと感じます。

毎年秋に企画しているイベント『トーチカ!』ですが
いろいろ仲間と議論して、開催することにしました。
課題は山積みですが
こんな状況でもいっしょにやろうといって下さる方々がいるので
やってみることに。

今年は昨年まで取り組んでいた日々の生活でタブーとされたものに光を当てる、というテーマからは
変わりそうですが、それもまたチャレンジになるのだと思います。


良かったら、晩秋の松本でお会いしましょ。
待ってます。

https://www.facebook.com/tochika2020
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トーチカ!2019のアーテイスト紹介ファイルにプロフィールが掲載されました。 [information]

2019年11月2日(土)~3日(日)に、長野県松本市で開催される音楽とパフォーマンスのイベント『トーチカ!2019』の参加アーティストファイルに、螢華のプロフィールを公開しました。

改めて紹介とかになると、恥ずかしいなー(笑)。
でも、まあ、やっていくんだろうね、こんな感じで。

人にはいくつの人格があるのだろうかとか、
相反する性質があるのって病んでるんだろうかとか、
こんなことしたら軽蔑されるかもとか嫌われるのかなとか、
表現するということに伴う諸々の蔦みたいな感情があるけど
巻きついてくるものはそのままに
いっそ蔦まみれのまま歩いていく。

マクベスの劇中、森の木が歩きださない限り自分は負けないと叫んでいた王。
つくられた運命に翻弄された彼はいったい誰に負けたんだろう。
蔦まみれの自分を鏡に映して
僕は誰になるんだろう。

誰でもない自分
私でしかない私

■Facebook:https://www.facebook.com/107752300569128/posts/127090105302014/

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朗読のフリースタイルといって好き勝手にしてみるの巻。 [information]

*このイベントの参加は10月の回に変更になりました。
 詳細確定しましたら、改めてお知らせいたします。

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長野市にあるネオンホール、一度遊びに行ったことがあります。
開演まで近所の昭和感漂う居酒屋さんでひとり熱燗飲んだ思い出が記憶に刻まれていますね(笑)。

さて、ご縁があって詩人GOKUさん主催の「名無しのゼロ」というオープンマイクに参加させて頂くことになりました。
オープンマイクって、今までそれほど聞いたこともなかったのですが、とにかくいろんな表現が短時間で展開される自由な場所のよう。

私が取り組んでいるのは「朗読」だと思うのだけど、演劇みたいだって感想を頂くこともありますし、身体表現というカテゴリーで紹介されることもあって、やっぱり私が関わるとよくわからないものになっちゃうんだなって思う(笑)。

そして2週連続(犀の夜と、今回参加の「名無しのゼロ」)で参加するオープンマイク。ああ、そっか、これは朗読といいつつ、好き勝手な方向に進めということなのねと、はたまた勝手に自己解釈してしまう(笑)。もともと朗読といっても、私には日常の裏にあるものという意味(朗読する影)があるから、日常とは違う世界を生きることが出来れば、その時間はOKなんだけど。。

と、いうことで、「名無しのゼロ」に参加させて頂きます!とにかく、
下らないものになると思いますが(笑)、全力で下らなさを生きる時間にしようと思います。
長野、上田、松本界隈のみなさま、お時間あれば愛知のみなさまも、どうぞ遊びにいらして下さいね。

名もなきオープンマイク「名なしの0(ぜろ) vol.140」
http://www.neonhall.com/schedule/2019/08/0_vol140
■日時:2019年8月30日(金)20:00
■場所:ネオンホール(長野市)


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オープンマイクに参加するって武者修行かも知れない。 [information]

*追加情報:
音楽家の小野秀さんと一緒に参加することになりました!
小野さんの音とともにお楽しみいただけると思います。
ぜひ犀の夜へ遊びに来て下さいね。
(2019/07/15)

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朗読をはじめて、まだ1年未満。経験した舞台数は4ステージだけ。経験も実力も赤ん坊並み。実際、舞台ごとにドキドキしてキンチョーしてしまう。。でも、そうでもして経験しないと何も成長しない。・・・だから、声をかけてもらったり、タイミングがあえばちょっと無理してでも参加するようになってきた。

今回は、詩人GOKUさんのイベント【4人の犀による、夜の祭り。『犀の夜 Act.13』】のオープンマイクに参加させてもらおうと思ってる。メインのアクターが4人いらっしゃる中、5分という時間の中で何をやってもいいというオープンマイク・・・どうしよう、どうすりゃいいの(笑)?

ま、こういうことをくり返しながら人生は熟してく。
楽しみながら闘うよ。
「キンチョーすることなんてやめとけば」っていう怖がりな自分とね。

■日時:2019年8月24日(土)  18:30〜22:30

■場所:長野県上田市 犀の角

■料金
おひとり:2,000円(1ドリンクつき)
ペア:3,600円(2名・2ドリンクつき)※小学生以下無料

*イベント詳細は下記をご確認下さい。
https://www.facebook.com/events/462521327640041/


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ハポンDEダンスに参加 [ご報告]

事後報告になってしまったのだけど・・・。

5月21日(水)に、名古屋市鶴舞のK.D.ハポンさんで
ダンサー鈴村由紀さんオーガナイズの『ハポンDEダンス』に参加させて頂きました。

当初、ダンサーの田中りえさん、Elec.bass奏者の鈴木茂流さんと3名での参加予定だったけど、りえさんのお身内に御不幸があって、急遽鈴木さんと螢華の2名での参加。ダンス要素が欠けた空間に対して、どう間延びさせずに立体感を出せるかが課題でしたが、鈴木さんの音にたくさん助けて頂き、何とかやり切れた。
感謝。

また、今回新たな発見として空間の持つ力を感じた。
朗読の稽古はもっぱら自宅で行うのだけど、いざ現場に入ってみると見上げた天井の高さや眼前に広がる客席の雰囲気から声の出し方を変えたくなったし、その方がグンと作品の密度が高くなったりした。これってすごいことだって感じた。現場に出ることの魅力や、表現の可能性の広さを感じて、朗読を続けていきたいって思ってしまった(笑)。

読んだ作品は稲垣足穂の『一千一秒物語』から何篇かを取り出し、その前後にカラスの物語を加えました。衣装は漆黒で、背中に翼の透かし模様が入っているワンピース。靴は鈴木さんのElec.bassと同じ赤。

次は長野と上田で舞台に立つチャンスをもらえそう。
事前にお知らせしていきますので、ぜひ遊びに来て下さいね。



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2018年をすっ飛ばして、2019年のごあいさつ。 [ごあいさつ]

2018年10月、初舞台を無事に終えました。
・・・ご報告もしていなくて、反省。

10年間通った劇場で、大切な人たちに見守られての初舞台は
緊張もしたけど、すごく濃密な、特別な機会だった。
朗読、挑戦して良かったって思ったよ。


で、今年も実は先週、ライブハウスでBassの鈴木茂流さんと
コラボレーション出演を果たしました。
・・・とんとん拍子に決まって、あれよあれよという間に本番。
キンチョウしたけど鈴木さんのお力ですごく充実した時間を過ごせたよ。

影としての朗読、自分の身の内になってきた感じがする。
これからも続けたいな。

・・・ブログも、もうちょっとがんばらないとね(笑)。


■Facebook はじめました。
https://www.facebook.com/keika2018shadow/

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